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[e-Sports]ポケモンからプロゲーマーが生まれない理由[YouTuber]

おはようございます!伊達マンです!

今日はまたプロゲーマーに関するお話です。

 

今回は

 

『ポケモンにプロゲーマーっていないよね』

 

というテーマでお話していこうと思います。

 

ではどうぞ!

そもそもプロゲーマーってなに?

プロゲーマーと一言にすると定義が難しいです。

ゲームをして飯を食っている人のことは全員プロゲーマーと言ってしまってもいい気はしますが、ここでのプロゲーマーの定義は

 

『個人にスポンサーがついたゲーマー』

 

のことを指します。

 

大会で賞金を獲得したり、プレイで目立つことによって

 

スポンサーの広告塔になる代わりにお給料をもらうといったあんばいです。

 

プロゲーマーというと、真っ先に想像されるのはFPSや格闘ゲームのプレイヤーですよね。

 

日本ではあまり知られていませんが、海外ではその他にも

 

『リーグオブレジェンド』などの陣取りゲームなんかもプロゲーマーとしてはかなり有名です。

e-Sportsやプロゲーマーについて細かくまとめたこちらの記事もどうぞ↓

www.datemanroom.com

 

ポケモンにプロゲーマーはいない?

本日の本題です。

 

近年のゲーム大会ブーム、e-Sportsブームで、

 

ゲーム業界自体に追い風が吹きまくっている中で、僕はふと素朴な疑問を抱きました。

 

それが『ポケモン界にプロゲーマーいない問題』です。

 

日本人にとって馴染みの深いポケットモンスターというゲームですが、

 

・アニメを含むタイトルの世界中でのヒット

・ポケモンGOの影響で老若男女に愛されるキャラクターたち

・対戦ゲームとして他に類を見ないシステム

 

これだけの追い風を受けているにも関わらず本家の対戦ゲームはイマイチ盛り上がり切りません。

 

アニメやゲームの認知度としてはかなりのものだと思うのですが、なぜプロゲーマーがいないのか?

 

その辺りについて今回は深堀りしていこうと思います。

ポケモンからプロゲーマーが生まれない理由

ここでは、ポケモンは対戦ゲームという側面を持ち、

 

その奥深さを評価されているにも関わらず、プロゲーマーという存在が生まれない理由について、僕の考えを書いていきます。

 

スポンサーの有無

まず先にも述べたように、ポケモンに限らずプロゲーマーには必ずスポンサーがついています。

 

スポンサーが付く意図とは、

 

『スポンサーの製品や会社自体の宣伝広告』

 

これに尽きると思います。

 

プロゲーマーという世界でも大人の事情、お金の事情というのは大きく絡んでいます。

 

そういったお金の臭いに群がる大人たちによって、大会賞金が吊り上げられ、注目が集まっているという点は否定できません。

 

そのお金の波に乗っかってスポンサーというものは付きます。

 

プロ野球でもテニスでもサッカーでもプレイヤーは皆、スポンサーの広告塔として働いているわけです。

 

そしてスポンサーがプレイヤーにお金を払うということは、その宣伝広告に足るだけの視聴者層がいるということです。

 

ゲームのプレイ人口以上に、それに注目する人数がとても重要なのです。

 

ではポケモンという対戦ゲームにおいてその辺りはどうなっているのか解説していきます。

 

結論から先に言うと、

 

ポケモンはそのゲームシステムの奥深さゆえに自ら競技人口を減らしています。

 

詳しくは次で。

 

ポケモンの対戦ゲームのハードルの高さ

まず、ポケモンのストーリーをクリアして対人戦をしたことがない人のために、

 

ポケモンの対戦ゲームのハードルの高さを書いておきます。

 

多分、ガチ対戦をしたことがない人はこんな感じの認識ではないでしょうか?

・レベル100にしたら強い!

・3段進化のポケモンは強い!

・はかいこうせんとかねむりごなが強い!

・ミュウツー使えば勝てる!

・努力値知ってると強い!

どうでしょうか?だいたいこんな感覚ではありませんか?

 

ぶっちゃけ、その感覚は全て間違っているわけではありません。

 

ですが、実際のガチ対戦と呼ばれるレート戦では

 

これ以上の知識がかなり求められます。

 

例えば

・努力値、個体値、種族値は知ってて当たり前

・全800種を超えるポケモンのタイプ、特性、覚える技、それらを踏まえての型の記憶

・トップメタのポケモン及び各種害悪技への対策

・すばやさ関係の把握、ダメージ計算能力、対戦時の選出能力

・以上を全て考察したうえでのパーティ構築力

・対戦時の判断力、様々な勝ち筋を追う思考力とそれを読みあう能力

ざっと書いただけでもこんなにあります。

 

書いてることがややこしすぎて嫌になりますよねw

 

ここで書いてあるいことは誇張ではなく、上を目指すなら知ってて当たり前で、

 

身についていなければ高いレートを維持することさえ不可能です。

 

上記のことについて細かい解説はここではしません。

 

それよりも、この文章を読んだときに

 

『うわぁ…めんどくさそう…。』

 

と思った人がほとんどですよね。

 

その率直な感想こそが

 

『ポケモンの対戦ゲームとしてのハードルの高さそのもの』

 

です。

 

そう、ポケモンは実際の対戦に至るまでの準備がとても多いゲームなのです。

 

ポケモン対戦のハードルの高さは今にはじまったことではありません。

 

少し先に述べた内容と被りますが、ポケモンは前準備に非常に時間がかかります。

 

努力値という言葉が認知され始めた当初は、そのステータスの奥深さに圧倒されましたが、

 

何よりそのステータスの振り方に地獄を見ました。

 

『すばやさを上げるためにズバットを252回倒した。』

 

なんて言葉を聞いたことあるかもしれません。

 

当時は対戦用のポケモンを1匹作るまでに、同じポケモンを何匹も倒して強くしなけれ

ばならなかったのです。

 

実際の対戦では6匹使うので、上記の状況×6でやっと1パーティ完成です。

 

そのパーティがうまくいかずに調整やメンバー入れ替えを余儀なくされれば、同じことの繰り返しが待っています。

 

ええ、当時はこの地獄な環境のせいで対戦を真面目にやる人の方が貴重だったかもしれません…。

 

現在ではそれもだいぶ緩和されてきましたが、未だに当時の記憶で語る人がいるほど苦行だったのです。

 

そういったことも踏まえて、まず対戦を始めてみるまでのハードルが異常に高いことで初心者お断り感が出ています。

 

そして、この大変な前準備を終わらせて始めてやっと対戦ゲームのスタートラインに立てるのです。

 

 

格闘ゲームしかり、FPSしかり、基本的には準備はほとんどいりません。

 

必要なのは己のスキルのみ』というシンプルさと誤魔化しがきかない要素がそういったゲームを盛り上げている一因でもあるわけです。

 

ポケモンは、誰でも手軽にゲームを始めることは可能ですが、

 

上位プレイヤーと同じ土俵に立つまではどのゲームよりも長いのではないでしょうか。

 

競技人口の問題、深刻な過疎化を作る要因

現在、ポケモンを対戦ゲームとして遊ぶプレイヤーはかなり少ないです。

 

こちらの画像をご覧ください。

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pokedb.tokyo

この画像の赤枠部分は、昨シーズンのシングルレートのプレイヤー人口ですが、

 

今作の過去最低の7万人ほどしかプレイしていません。

 

もちろん発売から1年以上の時間が経っているということを考えると悲観的になりすぎるのはよくありませんが、

 

対戦ゲームが過疎ってしまっているというのはそこに何かしら理由があるはずです。

 

 先ほど述べた、対戦の準備に時間がかかりすぎる問題以外にも、

・バランス調整等がない

・追加コンテンツがない

・オンライン環境の整備が悪い

などの理由も挙げられます。

 

特に、800を超えるポケモンがいるにも関わらず、バランス調整が行われないというのは大問題ではないかと思います。

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赤丸のミミッキュというポケモンは、その強力すぎる特性から、

 

USUM環境では常にシングルトップのポケモンとして君臨し続けました。

 

2位以降のポケモンたちも、どんな環境でもほぼ順位が変わらずトップメタとして存在し続けているというのも事実です。

 

他にもオニゴーリという害悪な特性を持ったポケモンにレートを荒らされるということも多々あり、

Twitterでは日夜オニゴーリ使いとオニゴーリにヘイトを溜めまくっている人たちの争いが絶えません…。

 

 

もちろんそれらがすべて悪いとは言えません。

 

どんなゲームでもトップメタというのは存在し、それにいかに対策しつつ、自分の個性を出していくかというのがゲームの醍醐味でもあるからです。

 

しかし、発売後、深刻なゲームエラー以外は運営がほぼノータッチという環境は気分的にもあまりいいものではありませんよね。

 

 その『放置されてる感』から、真剣にプレイしているプレイヤーが引退を宣言することもありました。

 

新作が出るたびに一度は盛り上がりを見せるポケモンですが、

 

その都度、流行りと廃りを繰り返すのは対戦ゲームとしてはあまり好ましい傾向ではないでしょう。

 

スポンサーのお客さんである視聴者層が求めているもの

長くなりましたが、ここまでシステム面によるプレイ人口低下を解説してきました。

 

プレイ人口が低下している状態で視聴者層が増えることはあり得ません。

 

それは、視聴者層はゲームの過熱感に群がるからです。

 

視聴者層というものは、

 

少数の本当にゲームを好きな層と、その人たちの熱いプレイに感化された層の周りに集まる野次馬のようなものです。

 

ポケモンで過熱感を感じるほど注目されるということは今までなかったのではないでしょうか。

 

ゲームの奥深さゆえに競技人口が減るという負のサイクルに入ったポケモンにその時がくるか定かではありません。

 

こういった問題を一つずつ解消していかないとポケモン界のプロゲーマーは遠い存在となり、スポンサーが付くという話には無理ゲー感が漂います。

 

プレイヤー層の低年齢化と民度の低さ

あまり言いたくない部分ですが、ポケモンというゲームはプレイヤー層が低年齢です。

 

それ自体が引き起こす原因になっているかはわかりませんが、界隈の民度は高くありません。

 

Twitterなどでは割と罵詈雑言、ニコニコ動画等の実況でも汚い言葉は当たり前です。

 

そういった雰囲気を感じ取ってプレイするのを嫌煙したり、見るのを止めてしまう層もいることでしょう。

 

腹が立つゲームであることは否定しきれませんけどね(笑)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回はポケモンからプロゲーマーが生まれない理由を、

 

ゲームシステム面とe-Sportsの現状から解説していきました。

 

長々と書いてきましたが、

 

プレイヤー人口の増加と視聴者層の増加という点、それらの過熱感を感じたスポンサーの投資というe-Sportsによくあるステップを踏めるかというのは、

 

正直、制作会社次第というところではあります。

 

そう、

 

そもそも論ではありますが、

 

まず、制作会社のゲームフリークがe-Sportsやプロ認定に積極性を出さない限り、始まらない話なのです。

 

しかし、こういったことは周りが声をあげていかないとダメだと思っていますので、

 

公式が否定をするまでは僕も折れずに発信していきます。

 

対戦ゲームとしてポケモンをプレイする一人として、プロゲーマーとして活躍するのは夢の一つでもありますし、

 

これからポケモンを初めて触る子どもたちの夢にもなると思います。

 

そんな未来がくることを祈りつつ、次回作の発売を待ちたいと思います。