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[アケコン]hitBOXから新型‼レバーとボタンのハイブリッド[新時代]

おはようございます!伊達マンです。

前回、レバーレスアケコンのhitBOXを購入してみたという記事を書きましたが、

左手のボタン操作に慣れる前にhitBOXの新型の発表が来てしまいました(笑)

というわけで今日は新型hitBOXの情報をまとめていきます。

ではどうぞ!

 新型レバーレス?アケコン、その名も『Cross|up』

レバーレスアケコンのパイオニアともいえるhitBOX社が、同社の名前を冠した『hitBOX』を発売してからすでに6年以上経っています。

日本では普及したとは言いづらいですが、最近だとストリートファイター界の梅原大吾さんが使用していることで話題になったりしました。

 

記事の冒頭で言いましたが、僕も先日hitBOXを購入して、鉄拳7にて練習の日々なんですが、なかなか操作感になれません(笑)

 

やはり、ヘタクソなれど数年単位で触っていたレバーの感覚が抜けないんですね。

 

しかし、今回発表された新型『cross|up』にはなんとレバーが復活しているのです!

 

どういうことか次で解説していきます。

なぜhitBOXにレバー復活させたのか?

 レバーを無くし、ボタン操作のみにすることで

・レバーのフレーム限界を超えた入力

・コマンド精度の向上

などを狙ったhitBOXですが、新型には失われたはずのレバーが復活しています!

 

これは単純に『ボタン操作とレバー操作に使用の違和感があり過ぎた』からだと想像できます。 

 

これから格闘ゲームを始めるプレイヤーならともかく、すでに年単位でレバーを使い込んだプレイヤーが、今までのプレイスタイルを捨てることはあまりにもハードルが高いのです。

 

レバー操作を基本形として、要所要所でボタン操作を組み込んでいくというのがhitBOX社が考え出した答えなのかもしれません。

 

では実際そのハイブリッド化された部分はどうなっているのか細かく解説していきます。

レバー+ボタン操作のメリットとは?

 ※今回は格闘ゲーム『鉄拳7』でアケコンを使用した場合のお話として進めていきます。f:id:masamune0318:20190729222531p:plain

 

レバー操作に熟練したプレイヤーは基本的にゲームプレイに不自由はしていないはずです。

 

僕が考えるボタン操作を欲するプレイヤーとは

・レバー操作には慣れているが、特定のコマンドの精度が悪い

・そもそもレバーに慣れていない、難しい

のどちらかだと思っています。

 

結論として、この二通りの方々には『cross|up』はオススメだと思います。

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crossupはhitBOXで使用されていたレバー代用のボタンが右手側(画像赤丸部)にあります。

 

この仕様から想像できるプレイスタイルは

・基本のキャラ操作は左手のレバーで行う

・特定のコマンド時に右手側のレバー代用ボタンを補助的に使う

といった感じになるでしょう。

 

ここで、特に重要なのは後者の『レバー代用ボタンを補助的に使う』という部分です。

 

 

これを説明する前にまず前作である『hitBOX』の仕様を先に説明させていただきます。

覚えておきたいhitBOXの仕様 

鉄拳において特に重要とされるコマンド(1p側)
・山ステ

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・スラッシュ入力

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・最速風神拳

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これらをレバー操作で出そうと思うとかなりの熟練度が要求されますよね?
 
特にステップ系は左では出来ても右では無理という人も多いと思います。
 
そんなもん気合で習得せいっ!!!(平八
 
って言われてしまえばそれまでなんですが、コマンドの練習ばかりに時間がとられて肝心のゲームに時間が割けないのは本末転倒です。
 
そこでhitBOXの出番です。
 
実は、全コマンドをボタン入力が可能なhitBOXでは、これらのコマンドが割と簡単に出せるようになっていました。
 
まずスラッシュ入力

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ですが、脳死ボタン連打で出ます。
 
ええ、恐ろしく簡単に出ます。
 
キャラが密着してても簡単に出ます。
 
これがレバーだとコココンッと同方向を早く入力するのが難しいですよね。
 
続いて山ステですが

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これはhitBOXオリジナルのかなり画期的な方法があるのです。
 
実はhitBOXには右と左の移動ボタンを同時押しにするとニュートラル入力になるという特性があります。
 
これはストリートファイターなどで溜め操作をしながら移動できてしまうような矛盾が起きないようにする措置ですが、こと鉄拳ではコマンド簡易入力ができてしまうという仕様なのです。
 
どういうことか説明します。
 
山ステの入力は
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を永遠と繰り返します。
 
これをボタン操作にすると一見大変そうなのですが、先ほど言った左右同時押しを併用すると、→ボタンを押しっぱなしで↓←ぼたんを交互に押すだけでこの入力になってしまうのです。
 
流れとしては、
 
①→ボタンを押すと後ろに下がります
②下がっている状態で←ボタンを押すとニュートラルになります
③←ボタンを離すと→ N →が成立してバックダッシュします
④その流れで↓ボタンを押すと(→は押しっぱなので)↘でしゃがみ入力になります
⑤押しっぱの指以外を離すと→入力のみになるので↘のしゃがみがキャンセルされて後ろに下がります
⑥③に戻って繰り返します
 
どうですか?→を押しっぱなしで残りの↓←の二つのボタンを交互にタタンッとはじきながら繰り返すだけでめちゃくちゃ綺麗な山ステが出ます。
 
もちろんタイミングもあるので練習は必要ですが、それでもレバーより早く正確にかつ、左右両対応できるようになるという点では勝るとも劣らない仕様でしょう。
 
またボタンに関しても旧hitBOXよりも大きくなったようです(旧hitBOXはなぜか全ボタンが小さい)。
 

このように、スラッシュ入力や山ステ、最速風神拳コマンドでは特にその真価を発揮して、精度が抜群に上がることは間違いありません。

 

そこに従来のレバー操作にそこそこ慣れたプレイヤーであれば、hitBOXの良いところだけを同時使用できる『cross|up』は画期的なコントローラーとなります。

 

最速風神拳などで、レバー操作では難しかった同時フレームでボタンを押す部分(3₊RP部)も、右ボタンを2ボタン同時押しにすることでかなりの精度向上が見込めます。

 

これについては近々動画を出す予定ですのでそちらで解説できたらと思います。

 

まとめ

色々と物議をかもしてきたhitBOXですが、やはりレバーレスというハードルの高さは否めなかった感がありますね。

 

世界のプレイヤーの中にはhitBOXやその他レバーレスコントローラーを使いこなしプレイしている方々もいますが、やはりごく少数です。

 

この新型でレバーを復活させてレバー+ボタンとなることで、どれだけのプレイヤーが興味を示すか定かではありませんが、

僕のようなコマテクがない勢には可能性を見出す救いのコントローラーとなりそうな予感がしています。

 

発売日は現在未定ですが、8月1日よりkickstarterが始まるそうです。

購入ルートが確保出来次第入手してプレイしてみたいと思います!!

 

ではでは!